COVID-19で加速化するDX--産官学医の識者が考えるユビキタスヘルスケアに必要なこと

 8月7日に行なわれたSUNDREDとシェアメディカルのオンライイベントの後半では「シンポジウム:医療エクスペリエンスのニューノーマル-医産官連携から見えた未来の医療」と題したシンポジウムが行なわれた。

 今回参加したのは、ファシリテーターとしてSUNDREDの留目 真伸氏、登壇者として経済産業省 商務情報政策局 デジタル戦略企画官の津脇慈子氏、多摩大学大学院教授の紺野登氏、ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)理事 事務局長の曽山明彦氏、聖マリアンナ医科大学 デジタルヘルス共創センター 副センター長の小林泰之氏、西日本電信電話(NTT西日本)取締役 ビジネスデザイン部長の白波瀬章氏。産官学医の識者が集まり、今後のユビキタスヘルスケアをどう実現していくかが話し合われた。

 ここでいうユビキタスヘルスケアとはなにか。SUNDREDが共同運営する聴診データ研究会の資料によると、「患者と医療者が時間と地域を問わず、求める医療資源へアクセスできる環境を構築することを表したコンセプト」だとしている。

 SUNDREDの留目 真伸氏は、シンポジウム冒頭で「デジタル聴診デバイス"ネクステート"の事例を振り返ると、"ユビキタスケア"という共感度の高い目的を掲げたのが非常によかったのだと思う。その上で、医産官学の壁を越えて目的の為に集結して何かを成し遂げようという"インタープレナー"が集まって進めてきた。ユビキタスヘルスケアをさらにもう2歩、3歩、100歩すすめていくために、皆のアイデアを借りたい」と切り出した。

 ここからは、対談形式でお伝えする。

SUNDREDが考えるユビキタスヘルスケア共創の成功要因
SUNDREDが考えるユビキタスヘルスケア共創の成功要因

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