NECソリューションイノベータは7月9日、ヘルスケア事業を加速・強化するため「フォーネスライフ」を設立し、SomaLogicとの協業を開始すると発表した。
同社は、健診結果予測、メンタルヘルス、睡眠などICTを活用した多様なヘルスケア関連サービスを提供。自社の強みであるICTの活用に加えて、医療機関、研究機関、そして事業者をつなぐエコシステムの構築を進めている。今回その一環として、フォーネスライフを設立し、SomaLogicとの協業を開始した。
フォーネスライフでは、SomaLogicが保有する血中タンパク質の解析技術と、NECグループが保有するAI・解析技術を組み合わせ、フォーネスライフのアドバイザーとなる研究機関(国際医療福祉大学・京都大学 医学研究科・東京大学 医学系研究科)と日本人向けの疾病予測アルゴリズムを共同研究するという。
また、血中タンパク質の解析結果と日本人向けの疾病予測アルゴリズムを組み合わせ、心血管および、脳血管疾患の再発リスクを予測して改善策を提案するサービスを開発。提携医療機関などを介して、10月からサービスの提供を開始する。
さらに、SomaLogicの技術と日本人向けの疾病予測アルゴリズムを活用し、ヘルスケア企業・団体が提供するサービスの品質向上や、新たなサービスの共同開発・提供を行うという。
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