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新型コロナウイルス関連

アップルとグーグルも取り組む新型コロナの「接触追跡」、効果や問題点は

Daphne Leprince-Ringuet (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2020年04月23日 07時30分
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 英国政府は、新型コロナウイルス感染症を発症した人と接触した可能性のある人に警告するアプリを開発している。Matt Hancock保健相が4月中旬に記者会見で発表した。この新たな接触追跡アプリは、ウイルスの感染拡大を防ぐためにスマートフォンのデータを活用するもので、英国民保健サービス(NHS)のデジタルイノベーション部門であるNHSXが取り組んでいる。

 新型コロナウイルスの症状を自覚したユーザーは、このアプリで自分の症状を登録できる。自己診断の場合は、このユーザーと接触したことのある人々に黄色い警告通知を送る。ウイルス検査で陽性と診断された場合は、このユーザーと接触したことのある人々に赤い警告通知で、ウイルス検査を受けるよう指示を送る。

 いたずらに赤い警告通知を作成できないように、陽性患者は感染報告の際、検査機関が与える検証コードを入力する必要がある。

 従来の公衆衛生の接触追跡方法ではパンデミックのペースに追いつけなくなっている中、英国政府は何週間もかかる方法に替わるスマートフォンの追跡を検討している。

 オックスフォード大学の医学研究者チームは最近、NHSXのためにモバイルアプリのプロトタイプを作成した。これは、スマートフォンに過去数日中に接近したすべてのスマートフォン(ひいてはその持ち主)を記録するためにBluetoothを採用する。誰かが感染するとすぐに、このアプリにログインしているすべてのユーザーが匿名の警告を受け取り、自宅で自己隔離するよう指示される。

 シンガポールのように、Bluetoothの信号を使うモバイルアプリを使ってユーザーが新型コロナウイルスに感染した場合の追跡を簡易化している国は既に幾つかある。

 Hancock氏はNHSXが現在開発中のアプリの詳細についてはほとんど説明しなかったが、新サービスは既にテスト中だと語った。「われわれは既にこのアプリをテストしている。テストの実施に当たってはテクノロジー企業大手や臨床安全性とデジタル倫理の著名な専門家と緊密に連携している」(同氏)

 その数日前にはAppleとGoogleが、政府と公衆衛生当局によるウイルス拡大阻止を支援するために、Bluetooth技術を活用する取り組みで協力していると発表した。共にテクノロジーの巨人である2社は、5月にはBluetoothベースの接触追跡アプリを「iPhone」と「Android」スマートフォンで効率的に稼働させるためのAPIをリリースするとした。

 AppleとGoogleが使うモデルでは、2人のユーザーが長時間接触している間、それぞれが携帯するスマートフォンがBluetoothの信号から生成する匿名化されたキーコードを送受信する。2人のうちのいずれかが新型コロナウイルス感染症で陽性判定されると、このユーザーが陽性であることをアプリに登録し、それが匿名化されたキーコードとして中央データベースに送られる。会話の相手だった人のスマートフォンは中央データベースを定期的にダウンロードし、キーコードの照合を行っている。スマートフォンが感染者のコードを検出すると、警告を送る。

 BluetoothはGPSやWi-Fiデータと異なり、ユーザーの位置情報を記録せず、互いに接近したデバイスを追跡するだけなので、解決策として提案されてきた。AppleとGoogleは、ユーザーのプライバシーとセキュリティをこの共同プロジェクトの「設計の中心に据えた」と強調した。

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