Airbnbは3月10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ホストとゲスト双方に対し「より柔軟な予約」を導入すると発表した。ゲストの要望に応じて例外的に予約キャンセルと返金に対応してくれたホストへのサポートを実施するほか、宿泊先のキャンセルの際、Airbnbゲストサービス料を全額返金する。
より柔軟な予約の導入は、不確定要素のある中でも、ホストとゲストがホスティングや旅行プランをキャンセルまたは延期したいというニーズを満たすために開発しているツールとプログラムの一式。コロナウイルス感染拡大のような危機的状況が発生した場合、ホストとゲストの双方が影響を受けることに対し、一連の措置として講じる。
具体的には、通常はキャンセルに伴い料金が発生する宿泊予約について、ゲストの要望に応じて例外的に予約キャンセルと返金対応をしているホストに対し、サポートに全力を尽くしていくとのこと。プラットフォームを通じて返金を直接承認する新ツールを用意するほか、新しい予約を促進するプロモーションを実施。6月1日までの間新規予約について、通常適用する3%のホストサービス料を免除する。
ゲストには、それぞれのニーズとCOVID-19の見通しに応じて、最も適切なキャンセルポリシー(柔軟、適度、または厳格)が適用された宿泊施設を検索し予約できるフィルターを提供。3月11日から6月1日までの間に予約した宿泊先のキャンセルをする必要があり、Airbnbゲストサービス料の返金がない場合、今後の旅行予約に使用可能な旅行クーポンとしてその料金を払い戻す。
既存の予約の大半は、ペナルティなしでのキャンセル対象となり、予想外の厳しい状況の場合、酌量すべき事情ポリシーの対象となり、ゲストには料金の全額を返金するとしている。
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