Airbnbは1月22日、JTBと協力して、国土交通省から受託した、「訪日外国人旅行者の利便性向上に向けた「まちなか」におけるICTを活用した手ぶら観光サービスの実証事業」を実施すると発表した。同日から2月29日までの期間、東京、大阪、京都のファミリーマート6店舗で、外国人旅行者向けの手荷物配送サービスを実施する。
現状、訪日外国人が宅配便を利用する場合、宅配伝票の記入や、料金体系の理解不足、荷物が届かなかった場合の連絡などの不安や、支払いが現金のみという課題があり、宅配便を利用する訪日外国人旅行者は限られているという。
また、受取人不在の民泊は宅配便の配送先に指定できない、コンビニにおいては言語対応が困難であるなどの課題もあり、結果として、スーツケースなど荷物を自分で運ぶ訪日外国人旅行者が多く、公共交通機関の混雑や、消費機会の損失が起こっている。
本実証実験では、ICTを活用した宅配サービス「Luggage Free Travel(LFT)」によるオンライン事前予約・決済、配送状況のメール配信など、訪日外国人旅行者が使いやすい宅配サービスを提供する。
成田、羽田、関西の各空港から、コンビニへの当日配送を実施することで、民泊サービス利用者などの手ぶら観光を推進。コンビニでは手荷物受取だけでなく、あらかじめLFTで宅配便利用(発送)の予約をした訪日外国人旅行者が提示したQRコードを読み取ることで、受付を簡略化する。
これにより、コンビニで手荷物受取・発送した訪日外国人旅行者の周遊、消費拡大を促すとともに、一部店舗で周辺観光地MAPや最寄りの観光案内所への誘導などを実施し、手ぶら観光に積極的に取り組むことによる、効果検証を実施する。
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