インターネット利用デバイスは全世代でスマホが最多--50〜60代の利用率が大幅に上昇

 ニールセン デジタルは、国内インターネット利用者の使用デバイスなどに関する調査を実施し、その結果を「Digital Trends 2019上半期」として発表した。それによると、インターネットを利用する際に使ったデバイスは、すべての世代でスマートフォンがPCを抜いてもっとも多くなったという。

インターネットアクセス時の利用デバイス(出典:ニールセン デジタル)
インターネットアクセス時の利用デバイス(出典:ニールセン デジタル)

 2019年第2四半期にスマートフォンからインターネットをアクセスした人数は、月間平均で7078万人。前年同期に比べ5%増えているが、増加率は鈍化傾向にあるそうだ。

 2015年第2四半期時点でインターネットアクセス時のスマートフォン利用率が40%程度だった50代、20%弱だった60代は、それぞれ利用率73%、49%へと大きく上昇。70代以上の利用率も高まってPCの利用率を上回り、全世代でスマートフォンがインターネット利用時のメインデバイスになった。

 全体としてPCの利用率に大きな変化はない。ただし、10代だけ4年前の約45%から今回の約30%へと大幅に低下した。

 スマートフォンからの動画視聴時間は、2019年6月時点で月間平均7時間13分。2015年6月は1時間51分。5年間で4倍弱まで長くなった。通販サイト「Amazon」「楽天市場」利用時のデバイスは、この1年間で「パソコン」「パソコンとスマートフォン」が減り、「スマートフォン」だけが増えている。

スマートフォンからの動画視聴時間(出典:ニールセン デジタル)
スマートフォンからの動画視聴時間(出典:ニールセン デジタル)
デバイス別の通販サイト利用人数(出典:ニールセン デジタル)
デバイス別の通販サイト利用人数(出典:ニールセン デジタル)

 また、4月1日に新元号の「令和」が発表された際、発表内容を確認するためにスマートフォンから多く利用されていたサービスは、1位「Yahoo! Japan」(169万人)、2位「YouTube」(101万人)、3位「Twitter」(86万人)、4位「Instagram」(39万人)、「Facebook」(38万人)。なお、18歳から34歳ではYouTubeが1位、50歳以上ではFacebookが3位に入るなど、年代によって情報源が異なった。

スマートフォンで「令和」発表を知ったサービス(出典:ニールセン デジタル)
スマートフォンで「令和」発表を知ったサービス(出典:ニールセン デジタル)

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