博報堂DYホールディングスは7月1日、コーポレートベンチャーキャピタルである博報堂DYベンチャーズを5月に設立し、「HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND」を組成したと発表した。
同ファンドは、社会への新たな価値創造や変革に挑戦するベンチャー企業との連携を深め、革新的なテクノロジーや新たなビジネスモデルで生活者や社会の未来を共にデザインするために組成したもの。主に国内の「革新的テクノロジーを有する企業」と「新たなビジネスモデルを創出する企業」を投資対象とし、2019年5月に発表した新中期経営計画期間中(2019年度〜2023年度の5カ年)に100億円規模の投資を実施予定という。
なお、新中期経営計画は、「生活者発想を基盤に、クリエイティビティ、統合力、データ/テクノロジー活用力を融合することで、オールデジタル時代における、企業のマーケティングの進化とイノベーション創出をリードする。そのことで、生活者、社会全体に新たな価値とインパクトを与え続ける存在になる」と位置づけている。同計画の実現のため、成長基盤のひとつとして「外部連携によるイノベーションの加速」を掲げている。
加えて、クリエイティブ、マーケティング/データ、メディア/コンテンツ、ビジネスデベロップメントなどの各領域における博報堂DYグループの専門人材を同ファンドの「カタリスト(触媒)」とし、ベンチャー企業と博報堂DYグループの共創を推進するという。
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