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プライバシーの未来をめぐるアップルとグーグルのバトルは続く

Ross Rubin (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2019年05月13日 07時30分
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 最近のAppleやGoogle(そしてもちろん、FacebookやMicrosoft)のプレゼンテーションを見ていると、最もプライバシーを重視しているように見える企業がどれかを決めるのは難しい。

 データ保護プライバシーコミッショナー国際会議(ICDPPC)でのTim Cook氏による講演や、ラスベガスで開催された家電見本市CESでの、「ベガスの恥はベガスに捨てる」をもじった「iPhoneで起きたことはiPhoneの中だけに」というバナー広告などを含むAppleの一連のプライバシー保護に関するメッセージに続けて、Appleは最近、iPhoneのプライバシーの利点を強調する初のテレビCMで消費者に直接メッセージを届けはじめた。Appleは新しいメディアサービスの発表でも、プライバシー重視の姿勢を強調した。これらのサービスはすべてサブスクリプション制で、広告を表示しない。つまり、広告に必要な個人データの収集やアクティビティの共有をしない。

 そしてGoogleは、先週開催した開発者会議「Google I/O」で、(今や世界の人口の3分の1が使っているモバイルOSである)「Android」をはじめとする同社の製品に対する、プライバシーとセキュリティを強化するための数々の変更を強調した。これらの変更は、Facebookがこの2年間にしでかしたミスをきっかけに当局による調査が厳しくなったことを受けたものとみられる。Googleはユーザーデータがどのように利用されるかについて、かなり前から管理機能を改善してきたと主張しているが。

 例えば、「YouTube」と「Googleマップ」のシークレットモードの開発(プライバシーの最も重要な領域である位置情報対策)は、10年以上前(とはいえAppleが「Safari」で実施した後追いだが)に「Chrome」で提供した機能の拡大だ。また、Android Qは再起動せずにセキュリティアップデートできるようになる。だが、奇妙なことに、音声認識エンジンをクラウドからスマートフォンに移行することによるプライバシーの利点を強調する機会を生かさず、スピードと使い勝手を優先させた。

 Google I/Oは、低価格のPixelスマートフォン、大画面のスマートディスプレイ、次期Android OS、「Googleアシスタント」、「Googleレンズ」、拡張現実(AR)などの機能強化などのニュースとともにスタートした。

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