watchOS 5へのアップデートにより、Apple Watchは、ユーザーがアプリでワークアウトを開始することを覚えていたかどうかにかかわらず、ワークアウトを自動検出するようになる。ワークアウトを開始して数分たつと、通知と振動でトラッキングを開始するよう促し、開始するかキャンセルするまでリマインドし続ける。セッションの途中で開始した場合は、その時点までに動いた分のデータも加算される。
さらに、今やっているワークアウトの種類も識別される。全てを試したわけではないが、理論上は、ランニング(室内または屋外)、ウォーキング(室内または屋外)、スイミング(オープンウォーターまたはプール)、エリプティカル、ローイングマシンなどが識別される。ただ、サイクリングはまだ入っていない。ワークアウトの終了も検出し、種類にかかわらず通知を表示して、セッションを終了するようリマインドしてくれる。
この機能はFitbitのデバイスにはかなり前からあり、Apple Watchにようやく実装されたのは歓迎だ。
唯一の不満は、Apple Watchが筆者の通勤時の歩行をランニングとして記録しようとする傾向だった。最初の2、3回はOKしていた。筆者は実際に走っていたからだ。だが、1週間キャンセルを続けた時点でようやく、筆者が走っているのではなく、ただ早歩きしたり、信号が変わる前にダッシュしたりしているだけだと判定するようになったのだろうと考えている。
watchOS 5では、Apple Watchで選択できるワークアウトのリストに、ハイキングだけでなくヨガも加わった。確かに、「その他」のカテゴリでトラッキングしてから「ワークアウト」アプリで適切な名前を付けることは、これまでもできた。だが、専用のカテゴリがあるということは、トラッキングのアルゴリズムがその特定のスポーツ用にカスタマイズされているということだ。
その他のカテゴリでトラッキングされる運動は、早歩きと同じようにトラッキングされる。また、ハイキング中(6時間のだけではなく)に記録されるカロリー消費が増えたことにも気づいた。
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