二人の時は初代作のエンディング曲であり、Twin memoriesは、シューティングゲーム「ツインビー」をテーマにしたラジオドラマ「ツインビーPARADISE」の楽曲で、当時を覚えていると懐かしさを感じずにはいられないだろう。本作では、アレンジカバーとして「二人の時 Side SR」「Twin memories W」を収録している。ほかにも、往年のアクションゲーム「究極戦隊ダダンダーン」の主題歌アレンジカバーとして「闘え!ダダンダーンV」も収録されている。
さらにオフボーカル(インストゥルメンタル)の特別楽曲として「グラディウス」や「がんばれゴエモン」、「悪魔城ドラキュラ」「幻想水滸伝」などといったタイトルのBGMアレンジバージョンを随時追加している。そもそも、起動時やデータダウンロード時には、アーケード向けバブルシステム基盤の起動時に流れる「モーニングミュージック」がBGMとして流れるなど、昔ながらのゲーマーにとっても心をくすぐる要素となっている。
楽曲だけではなく、ゲーム内でもさまざまなところでシリーズのエッセンスやモチーフが取り入れられている。例えばメンバーとのコミュのなかでは、下校イベントが発生し、帰り道の途中でアイドルの呼び方を変えることができるといったことや、レッスンでは演出としてSDキャラとともにうまくいったかどうかの判定が、効果音とともに5回表示されるといったところも、シリーズを踏襲した演出になっている。
ストーリーにおいても、筆者が見た範囲のなかで例えば、立川朱音のメンバーストーリーで「電車がモロ混みでさ~」と遅刻の言い訳をする場面がある。これは、初代作の朝日奈夕子が使っていたものを彷彿とさせるもの。
衣装についても、コナミタイトルにまつわる名称がつけられているものがある。「ビックバイパー」はグラディウスシリーズの戦闘機、「キャッスルヴァニア」は悪魔城ドラキュラの欧米向けタイトル名といったあたりは有名なところ。ほかにも「シンフォニーオブザナイト」は「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」の欧米向けタイトル名からとったものもあれば、「月風花伝」は「月風魔伝」を、「イー・アル・ランファン」は「イーガー皇帝の逆襲 イー・アル・カンフー2」ならびに登場キャラクターの「ランファン」をモチーフとしたもの。またBGMの曲名が付けられた衣装も多数あり、代表的なところでは「クリスタルフォーエバー」は「沙羅曼蛇」、「ディアブルー」は「沙羅曼蛇2」、「コマンド770」は「A-JAX」、「アクアイリュージョン」は「グラディウスIII」が元ネタとなっている。
ユニットについても、「Virtual Kiss」は過去に存在していた、ときめきメモリアル関連タイトルを手掛けた制作プロダクションの名称となっている。 ほかにも強化アイテムには、ツインビーのベルやグラディウスのパワーカプセルをモチーフにしたデザインになっているなど、細かいところにまでシリーズやコナミタイトルのネタが使われている。
もちろんここで紹介したのはごく一部であり、プレイをしながら見つけてみる楽しみはあるだろう。さらにここまで紹介したような要素に反応するような、シリーズのファンやゲーム好きであれば見過ごせないメンバーも存在する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する