コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)と日本野球機構(NPB)は7月19日、KONAMIの野球コンテンツを競技タイトルに使用したプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」を共同開催すると発表した。
この取り組みは、eスポーツを通して新しい野球の楽しみ方の提供を通じて、野球ファンの拡大を目指すという、双方の目的が一致したことを受けて開催される、プロ野球史上初のeスポーツリーグとなる。
代表選手は一般のプレーヤーを対象に、オンライン予選と実技や面接などがあるオフライン選考会といったプロテストを実施。さらに2018年秋開催予定の「eBASEBALL ドラフト会議」によって1球団3名のプロ野球eスポーツ選手、計36名を登録。ペナントレースを戦い、リーグ代表戦を経てe日本シリーズで日本一を争う。選手に対しては、活躍に応じてプロモーション協力費を報酬として付与。今回は総額1200万円を用意しているという。
記者会見に登壇した一般社団法人日本野球機構会長 日本プロフェッショナル野球組織コミッショナーの斉藤惇氏は、昨今盛り上がりを見せるeスポーツの潮流を「プロ野球12球団とNPBにとって大きなチャンス」とし、今回の取り組みが野球とスポーツの新しい楽しみ方や関わり方を提供し、さらなる野球ファン層の拡大に期待を寄せた。
また、コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長の早川英樹氏は、2017年シーズンの日本選手権「パワプロチャンピオンシップス2017」の大会をNPB公認で行ったことに触れ、その実績をベースとして一歩進んだ取り組みが実現したと語る。そして、今回のeBASEBALLを通じてさらなる野球振興に努めていきたいとした。
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