凸版印刷は7月2日、同社が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」において、広告閲覧者の来店を可視化すると発表した。
ターゲットとなるのは、店舗への送客や特定の場所への誘導など、オフライン上の評価指標でウェブプロモーションを行う企業。流通小売業(スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、家電店、衣料品店、不動産業、自動車販売など)、メーカー(飲料、食品、日用品、化粧品など)を想定している。
第1弾として、年間3000万人のチラシ閲覧ログデータを活用した、オーディエンス・ターゲティング広告サービス「Shufoo! Audience Targeting Ad」において、来店可視化プランの提供を開始する。このサービスは、フリークアウトのジオマーケティングプロダクト「ASE」と連携したことで、SNSなどの外部メディアを通して広告に接触したShufoo!ユーザーが、実店舗へと来店したかを計測できるという。
同社では、現在のデジタル広告はウェブ上での資料請求や購入など、成果1件にかかった広告費用CPA(Cost Per Acquisition/Cost Per Action=成果単価)を主な評価指標として、広告運用のPDCAを実施していると説明。しかし、実店舗を持つ流通小売業などの広告施策では、重要指標となる「実店舗への来店」に基づく広告投資効果を測ることができず、デジタル広告運用の課題となっていたと指摘する。
この課題を解決すべく、Shufoo!ではスマートフォンのGPSから取得した位置情報に基づく、広告接触者の実店舗への来店可視化を開始した。今後は、Shufoo! Audience Targeting Adの拡販に取り組み、2018年度に100社の採用を目指すという。
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