D.A.コンソーシアムホールディングス(DACHD)は5月28日、次世代のクリエイティブテクノロジーを研究開発する横断組織「D.A.Consortium Holdings’ Creative Technology Lab」(CTL)を発足したと発表した。CTLには同社のほか、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)、アイレップ、博報堂アイ・スタジオ、トーチライト、ユナイテッドが参画する。
この組織は、DACおよびアイレップのグループ各社の技術力とクリエイティブ力を集結。広告主や広告会社が抱えるデジタル広告のプランニング、制作、オペレーションなどの効果と効率化を向上させるため、「クリエイター領域」「プランナー/ストラテジスト領域」「アナリスト/データサイエンティスト領域」「トレーディングデスク領域」の4領域において、研究開発に取り組むという。
クリエイター領域は、キャンペーン管理、制作進行、ワークフロー管理、インフルエンサーなどを活用したクリエイティブ制作、データドリブンクリエイティブなどが該当する。プランナー/ストラテジスト領域は、メディアに合わせたクリエイティブのプランニングと運用戦略立案サポート。アナリスト/データサイエンティスト領域は、クリエイティブのアセットごとの効果分析、クリエイティブ効果の予測モデルなど。そして、トレーディングデスク領域は、オーディエンスデータとクリエイティブの組み合わせを最適化する運用方法の開発などを手がける。
また、博報堂の「スダラボ」や東京大学、ハノイ工科大学をはじめとする各大学との共同研究など、オープンイノベーションを活用して未来のデジタル広告のあり方を研究する同社の「DAC Open Innovation Lab」と連携して研究開発を推進するという。
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