ジュピターテレコム(J:COM)は4月3日、動画マーケティング事業者であるプルークスの発行済み株式の過半数を取得したことを発表した。同社を連結子会社化し、デジタル動画事業へ参入する。なお、出資額は非公開。
プルークスは、1000人以上のプロクリエイターをネットワークし、動画制作・動画マーケティング事業を展開する企業。オンライン動画広告に強みを持ち、クライアントの課題解決を目的に、上流工程(設計・動画企画)から下流(動画制作・広告配信)までを1社で完結できることが特徴。これまで3年間で、大手企業からベンチャー企業まで500社2500本以上の動画制作支援実績があるという。
J:COMでは、メディア事業の成長戦略として、動画広告ビジネスを強化し、有料放送・動画配信事業に次ぐ柱にする計画であることから、今回の提携を通じて、デジタルメディア向け動画制作・広告配信分野に広告事業のバリューチェーンを拡大し、今後も周辺領域への事業領域の拡大を検討するという。
今回の資本提携では、プルークスの高品質な動画制作と、J:COMが持つテレビやデジタルメディアを組み合わせ、拡大する動画市場を両社で開拓するとしている。具体的には、(1)テレビとデジタルを連動させた動画広告商品の共同開発、(2)企業や媒体社のためのマーケティング支援、(3)同社および同社グループ会社のコンテンツマーケティングにおける動画制作支援を行うとしている。
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