GoogleやMicrosoft、Amazon、Facebook、Cisco、Netflixといったテクノロジ大手企業が加盟する団体が、動画圧縮技術「AV1」の仕様の最初のバージョンを完成させ、それらの企業がAV1を使って、ユーザーのストリーミング動画を高速化する準備が整ったようだ。
Alliance for Open Media(AOMedia)によると、4K UHD動画の配信で、AV1は競合するコーデックと比べて平均30%優れた圧縮率を実現しているという。AOMediaはAV1を開発した団体だ。一部の技術は実験室から外に出るのに苦労するが、AV1はそれには当てはまらず、近いうちにノートPCやスマートフォンでの対応が広がり、AV1でYouTubeや「Amazon Prime」、Netflix、Facebookから動画が配信されるようになるかもしれない。
動画のストリーミングでは、圧縮技術が非常に重要である。優れた圧縮技術を使えば、ブロックノイズやぼやけた画質を防いで、動画が始まるまでの待ち時間を短縮し、ネットワーク使用量を減らすことができる。また、AV1はオープンソースで、ロイヤリティフリーであるというメリットもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」