Googleはクラウドゲーム市場にその大きな足を踏み入れるつもりなのだろうか。The Informationが「そのプロジェクトを知る複数の人物」の話として報じた記事で、その疑問を投げかけている。記事には、同社がサブスクリプションベースのゲームストリーミングサービス(開発コード名:「Yeti」)を開発中だと書かれている。2017年のホリデーシーズンに間に合うように参入するつもりだったとも記されているが、実現しなかった理由については触れられていない。
どのような種類のゲームをいつ、どれだけ提供するつもりなのかといった詳しい情報はあまりないが、ゲーム機本体とコントローラの両方に関する記載がある。ストリーミングスティック「Chromecast」を介してテストされていたとも報じられている。
注目を集めたゲーム関連の買収に同社が失敗したのを目にしたことが、これまでに2度ある。もしかしたら、あえて他の大企業に譲ったのかもしれない。2012年6月のGoogle I/Oでは、クラウドゲームサービス「Gaikai」によって「Chrome」にゲームを配信するデモが披露された。しかしそのわずか数週間後に、ソニーが「PlayStation」用にGaikaiを買収した。2014年には、Googleが目をつけていると報じられていたゲーム配信サービス「Twitch」を、Amazonが突然買収した(同社のゲーム開発環境「Lumberyard」に組み込むことが目的だった)。これらは特に大きな動きを挙げたにすぎない。
3度目の正直になるのだろうか。ほんの数週間前に、ソニーのゲーム開発部門やMicrosoftの「Xbox」にも携わったことのあるPhil Harrison氏がGoogleに入社している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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