Alibaba Groupは、毎年恒例のオンラインショッピングイベント「独身の日」の流通総額(GMV)が253億ドル(1682億元)に達し、過去最高を記録した2016年を39%上回った。
現地時間11月11日に開催された同社の「独身の日」セールには、6万の国際的ブランドを含む14万以上のブランドが参加した。Gap、Nike、サムスンなど、そのうちの約165ブランドが1510万ドル(1億元)を超える売上高を上げた。17の業者は、売上高が7540万ドル(5億ドル)を超え、6つの業者が1億5090万ドル(10億元)を超えた。
2017年の独身の日に、越境ECの国別ランキングでは、日本、米国、オーストラリア、ドイツなどが上位を占めた。
ピーク時には、最大で1秒あたり25万6000件の取引を処理した。
GMVの約90%はモバイルからの注文だった。前年は82.07%だった。Alibabaは合計で14億8000万件の決済を処理し、決済件数は前年比で41%増加した。傘下の物流企業Cainiao Networkを介した配送注文は8億1200万件で、前年の6億5700万件よりも23%増加した。
また、「Alibaba Cloud」はピーク時に1秒あたり32万5000件の注文を処理した。
Alibaba Groupの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Zhang氏は、2017年の好調な結果の要因について、オンラインとオフラインの両方の小売体験を統合することに力を入れた同社の「新小売」戦略にあるとした。
Alibabaは、2017年の独身の日に先立ち、複数の販売業者と提携して拡張現実(AR)のゲームやアプリをリリースし、割引や特典サービスを顧客に提供した。また、小売業者と協力し、ポップアップスマートストアやインストア技術を利用してオンライン顧客を実店舗に誘導する取り組みも行った。
例えば、化粧品ブランドMaybellineの顧客は、口紅をバーチャルに試用することができ、デニムを扱うポップアップスマートストアでは、仮想的なフィッティングルームで商品を試着することができた。
東南アジアでEコマースを展開するLazadaも、「Online Revolution」という独自のイベントで、独身の日の波及効果を得られた。Alibabaは2016年、10億ドルを出資してLazadaの経営権を取得し、2017年6月には、東南アジアにおける事業拡大の取り組みの一環としてさらに10億ドルを出資している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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