サムスンは、特許侵害訴訟でAppleに1億2000万ドルの賠償金支払いを命じられた2014年の評決について、米最高裁判所に見直しを求めていたが、米最高裁判所はその要請を棄却した。
米国時間11月6日、米最高裁判所はサムスンの訴えを検討しないことを1行の文で明かした。判断の詳しい理由は明かされなかった。この訴訟では、クイックリンク、スライドによるアンロック、自動ワード修正に関する数件の特許が争点になっていた。
サムスンは、特許侵害の賠償金としてAppleに1億2000万ドルを支払うよう2014年に命じられたが、2017年3月に米最高裁判所にこの評決の見直しを求めた。この評決は、米連邦巡回控訴裁判所で2016年2月に覆されたが、米連邦巡回控訴裁判所大法廷により2016年10月に支持されている。
サムスンは米最高裁判所に本件の見直しを要請した際、判事らの見解が大きく分かれている、と主張した。米最高裁判所による本件の見直しを望んでいないAppleは、特許法自体が争点になっているわけではないこと、そして、本件は新たな判例を作るのに適した案件ではないことを主張していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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