Microsoftの従業員は、近いうちに森の中で「Word」を使って仕事をすることになるかもしれない。
Microsoftは米国時間10月12日のブログで、3棟のツリーハウスからなるミーティングスペースを公開した。この建物を作ったのは、米国のテレビ番組『Treehouse Masters』に出演しているツリーハウス建築家のPete Nelson氏だ。
このミーティングスペースは、2つの小屋と、「Crow's Nest」(カラスの巣)と名付けられた1つのオープンスペースで構成されている。Microsoftによれば、従業員はこの素晴らしい雰囲気の屋外スペースで仕事できるようになるという。
Microsoftがこのようなスペースをわざわざ作り上げたのはなぜだろうか。このスペースについて紹介したYouTubeの動画によれば、「創造性、集中力、そして幸福感」を高めてくれる自然の力を活かすためだという。
ただし、このツリーハウスには、AVシステムもなければ空調設備もない。したがって、「PowerPoint」でプレゼンテーションを行おうとすれば、ワシントン州レドモンドにある従来型のオフィスに戻らなければならなくなる。
IT企業は、従業員のために野心的な新しいオフィスを作ろうと競い合っているようだ。Microsoftのツリーハウスはその最新の例にすぎない。Appleは、「宇宙船キャンパス」と呼ばれるオフィスを2017年にオープンしているし、Amazonは、自然をふんだんに取り入れたオフィスのコンセプトを以前から提案している。また、Facebookはカリフォルニア州メンローパークにある今の本社を拡大し、1500戸の住宅を含む「ビレッジ」を建設する計画を明らかにしたばかりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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