デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は9月19日、社内カンパニーの「Deloitte Exponential」によるサービスとなる、企業の健康経営の実現を支援するアプリケーション「WellMe」の提供を開始した。
これは経営者向けのダッシュボードと従業員向けスマートフォンアプリの2つから構成されているもの。ダッシュボード上では、企業の健康経営課題に応じたモチベーション指数やストレス改善度、一定時間以上の残業者割合といったKPIが表示。健診データやストレスチェック、従業員の勤怠情報など、複数のデータソースに存在する情報を元にしたもので、組織の健康経営上の課題を見出すことができるという。ダッシュボードでの可視化によって、健康経営上の課題を簡易かつタイムリーに把握し、迅速な健康施策の企画や実行につなげることができるとしている。
スマートフォンアプリにおいては、従業員が自らの健康状態や活力状況などを入力することことにより、自身のWell-beingを把握できる個人ダッシュボード機能が搭載。ほかにも従業員の強みや自己実現に着目した、上司や部下のコミュニケーションを行うチェック・イン機能を通じ、従業員が自らの強みを生かした仕事に取組み、仕事と生活の双方が充実する働き方の実現を支援する。また、従業員への高頻度の簡易サーベイ機能であるパルス・サーベイの回答機能を使うことにより、経営層による会社全体の課題把握や迅速なPDCAにつながるという。
サービスの価格は、健康経営ダッシュボードが月額8000円、従業員用スマートフォンアプリが1ユーザーにつき月額500円となっている。
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