Gartnerの調査で、Bluetooth対応のヘッドホンやヘッドセットの普及がどの程度ウェアラブル市場をけん引しているのかが明らかになった。
Gartnerの計算と予測によれば、Bluetooth対応オーディオ製品の世界出荷台数は、ウェアラブル分野全体の3億1000万台のうち1億5000万台を占めるという。2021年までに、ウェアラブル市場の出荷台数は5億400万台を超え、そのうち2億600万台をBluetoothオーディオ製品が占めるとGartnerは予測している。2021年には、プレミアムな携帯電話のほとんどがヘッドホンジャックのないものになっているという。
ウェアラブル分野で最も利益が多いのは、今後もスマートウォッチ分野となり、世界での合計売上高は2021年に174億ドルになるという。
GartnerのリサーチディレクターAngela McIntyre氏は次のように述べている。「台数が増えて製造費用や部品コストがやや下がるため、スマートウォッチカテゴリの全体的な平均販売価格は、2017年の223.25ドルから2021年には214.99ドルへと低下するが、AppleやFossilのような有力ブランドは、従来の腕時計の価格帯と大差ない価格設定を維持するだろう」
スマートウォッチ市場におけるAppleのシェアは、2016年には3分の1を占めたが、2021年には4分の1に低下し、その一方で、2021年には子ども向けスマートウォッチ市場が出荷台数の30%を占めるとGartnerは予測しているという。
「こうしたデバイスは、親がスマートフォンを与える前の2~13歳の子どもがターゲットになる」(Gartner)
2017年から2021年までの4年間に、スマートウォッチの総販売台数は4150万台から8100万台へとほぼ倍増するとGartnerは予測している。
Gartnerによると、ヘッドマウントディスプレイは、ゲーマー向けのニッチなデバイスのままで、企業内での修理やメンテナンスで一定の役割を果たすと考えられるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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