サイバーエージェント連結子会社のサイバー・バズは7月20日、独自のインフルエンサーネットワーク「Ripre」会員を対象に「Instagramの企業アカウントに関する意識調査」を実施した。調査期間は6月23〜27日。調査対象者は10代〜60代女性で、有効回答数は626サンプル。
Instagramで企業アカウントをフォローしているかという問いに対して、「フォローしている」と回答したのは20代で92%、30代で89%、40代で82%。また、フォローしている企業アカウントの数については、20代では20以上のアカウントをフォローしている人が半数を占めていた。
Instagramでフォローしている企業のアカウントの種類については、20〜40代の女性がフォローしているジャンルの1位は「コスメ」、2位が「ファッション」、次いで「食品」「飲料」「お菓子」など食に関するジャンルが続いた。
また、「コスメ」「ファッション」は20〜30代のフォロワーが多いが、「食品」「飲料」や「日用品」に関しては40代のフォロワーが多く、年代によってフォローしているジャンルに違いが見られたという。
Instagramの企業アカウントをフォローしたきっかけについては、20〜30代女性は検索でフォローする人が半数以上だが、店頭告知やフォローキャンペーンをきっかけにするケースも全体の約40%を占めている。同社では、現場でのイベント実施やプレゼントキャンペーンなども、フォロワー数の獲得に有効だという。
また、フォローしているユーザーのメンションから企業アカウントにたどり着き、フォローに至るケースも見られ、TwitterやFacebookと異なる、Instagramならではの結果がみえたとしている。
企業アカウントをフォローする理由については、20〜40代女性の80%以上で「企業やブランドの情報を得るためにフォローしている」と回答した。また、投稿内容に好感を持ちフォローする人も半数以上を占めている。
Instagramでの企業の投稿をきっかけに商品やサービスを購入したことはあるのかという問いに対しては、20〜30代女性の80%以上で「購入経験がある」と回答。コスメや日用品、ファッションアイテム、旅行予約など幅広いジャンルにおいての購入経験があることがわかった。
Instagramでフォローした企業の商品を購入する機会について、フォローする前よりも増えたかという問いに対しては、20〜30代女性で70%以上が「フォロー前よりも購入機会が増えた」と回答。40代女性でも56%が購入機会が増えたと答えている。
また、企業のブランドイメージに変化はあったかという問いに対しては、「よく目にすることで親近感を感じるようになった」「商品を欲しいと思うことが多くなった」などの回答があった。
同社では、Instagramの企業アカウントが、ユーザーの商品購入時の意思決定に大きく影響していることが判明したとし、情報との接触機会が増えることで、親近感を感じたり、好感度が高まる傾向にあることが判明したという。企業アカウントを戦略的に運用することで、ユーザーとのコニュニケーションでより効果的なプロモーションに活用し、ブランド価値の向上や購買促進に繋げられると結論づけている。
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