「Firefox」の開発元である非営利法人のMozillaは、「Android」搭載デバイス向けにプライバシーに重点を置いたブラウザ「Firefox Focus」をリリースした。ウェブトラッキングをブロックするほか、ブラウジング履歴をより簡単に消去できるようになったという。
Firefox Focusは、「さまざまな」オンライントラッキングを自動的にブロックして、ブラウジング履歴、パスワード、クッキーをより簡単に消去できるようにする。Mozillaによると、トラッキングや広告を消去することでプライバシーが強化されるだけでなく、ウェブページが必要とするデータが減り、読み込みが速くなるという。
Firefox Focusは2016年11月、「iOS」搭載デバイス向けにリリースされた。このブラウザは(タブをサポートしないなど)比較的シンプルなものだが、MozillaはAndroid版で、さらに多くの機能を追加した。そうした機能の中には、アプリ使用中にブロックされた広告の件数をサイトごとに確認できる広告トラッキングカウンターが含まれる。
サイトが適切に読み込まれるのを妨げている場合には、トラッキングブロッカーをオフにするオプションもある。
Firefox Focusがバックグラウンドで稼働しているときは、ブラウジング履歴を消去するようリマインダでユーザーに通知する。履歴を消去するには、画面の下部に表示されるゴミ箱のアイコンをタップすればいい。Firefox Focusは、「Google Play」およびAppleの「App Store」でダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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