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アップルの「HomePod」がアマゾン、グーグルに勝つために必要なこと - (page 3)

Andrew Gebhart (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年06月12日 07時30分
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 Googleは2016年11月に米国でGoogle Homeを発売して以来、エンターテインメントの選択肢を充実させる一方である。今では、ユーザーは自分の声でNetflixやYouTubeのコンテンツを再生することができる。HBO NowやHuluなど、音声で制御できる動画のソースもさらに増える。

 AppleはHomePodを発表したとき、テレビ制御機能について何も述べなかった。理論上、HomePodで「Apple TV」を制御できれば、Appleはこの分野でライバルに対抗することが可能だ。HomePodでApple TVを閲覧することができるならば、それはGoogle Homeよりも優れた体験になるかもしれない。Google Assistantでは、タイトルを伝えて動画の再生を開始する必要がある。

 とはいえ、Apple TVの購入には少なくとも149ドルが必要であることを考えると、Google Homeと35ドルのChromecastストリーマーの組み合わせは、音声でテレビを制御する手段として、依然として最もコスト効率に優れた方法だろう。

 Google Homeの最新機能の1つは、同スマートスピーカの最高の機能の1つでもある。具体的には、誰が話しているのかを認識し、それに応じて、返答をパーソナライズすることができる。家族のそれぞれのメンバーがGoogle Homeを訓練することが可能だ。そうすると、誰かがカレンダーの予定や通勤経路の交通状況といった個人的な情報について尋ねたとき、Google Homeはそのユーザー向けにカスタマイズされた答えを返すようになる。

 現在のところ、この機能はそれほど強力ではないので、ユーザーがGoogle Homeでセキュリティを確保するために利用することはできない。この機能を欺くのは簡単であるため、Googleは購入の認証やドア解錠の手段には音声認識を有効化していない。AppleはここからGoogleを攻めていくこともできるが、極めてセキュアな音声認識を実現するのは、大変な作業である。HomePodが発売時に何らかのユーザー認識機能を搭載するのかさえ、現時点では不明だ。

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HomePodは、この2つとの激しい競争に飛び込むことになる。
提供:Chris Monroe/CNET

「Siriよ、話をしよう」

 WWDCの最初の基調講演でのプレゼンテーションで、派手には取り上げられなかったHomePodの機能が1つある。メッセージングだ。どうやら、HomePodを使ってほかのユーザーにメッセージを送信する機能が搭載されるようである。現時点で、これに関して詳しいことはほとんど分かっていないが、筆者は人気の高いAppleのテキストメッセージサービス「iMessage」が含まれることを期待している。

 Appleはこの機能でトレンドに追随している。Amazon EchoもGoogle Homeも先頃、自社のスピーカを通信手段として使用する方法を発表した。EchoはほかのAlexa対応端末に電話をかけることができる。Google Homeでは、アドレス帳のあらゆるユーザーに電話をかけることが可能になる。HomePodのメッセージング機能については、より詳しい情報を待たなければならないが、これら3つはどれも新しい機能なので、最終的にどれがトップになるのかは現時点では不明だ。

 Amazon EchoとGoogle Homeと同様、AppleのHomePodもキッチンタイマーやリマインダー、カレンダーの統合など、家の中で役立つツールを多数提供する。EchoとGoogle Homeはいずれも素晴らしいパーソナルアシスタントだ。どちらも優秀なスマートホームコントローラーである。HomePodは、EchoとGoogle Homeの間で既に競争が激化している戦場に後からやってきた、高価な製品だ。

 Appleの勝利への道は、狭き道になるかもしれない。たとえ音質が素晴らしいとしても、349ドルのHomePodを買うよりはるかに安い金額で、おそらく別の素晴らしいスピーカと50ドルのEcho Dotが手に入るはずだ。それでも、Appleの人気を考えると、HomePodが勝利を収める可能性もある。そのために、HomePodは音楽を前面に押し出すと同時に、Amazon EchoとGoogle Homeをこれほど便利にしているほかの機能面に関しても、少なくとも両製品に後れをとらないようにしなければならない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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