アップルの「watchOS 4」、Siriの文字盤やフィットネス機能など充実--今秋リリース

David Carnoy (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 高橋朋子 (ガリレオ)2017年06月06日 11時44分

 Appleは米国時間6月5日、「watchOS 4」のプレビューを発表した。この最新版OSは2017年秋、「Apple Watch」ユーザーにソフトウェアアップデートとして提供される。主な新機能は以下の通り。

 「Siri」の文字盤:Siriが、利用状況に応じた通知をスクロール形式で自動表示する文字盤になった。Googleのスマートウォッチ向けOS「Android Wear」では、「Google Now」を使って同様の機能を実現しているが、Siriの文字盤はこれを上回ることができるだろうか。Appleはこの新機能を、スケジュールや「Wallet」で購入したチケットなど、さまざまな情報にすばやくアクセスできるツールとして紹介している。

 映画のキャラクターなどが登場するアニメーションの文字盤(サードパーティーへの開放はなし):「ウッディ」や「バズ・ライトイヤー」など、映画『トイ・ストーリー』のキャラクターが登場するアニメーションの文字盤が追加された。これは「ミッキーマウス」が表示される文字盤の進化形とも言えるものだ。しかし、Appleは今回も、サードパーティー製の文字盤を販売する手段を用意しなかった。

 「ミュージック」アプリの刷新:Appleは、これまでApple Watchの音楽機能が強力でなかったことを認めている。しかし、新しくなった「ミュージック」アプリでは、楽曲やプレイリストを自動的に同期する。さらには、「ワークアウト」アプリでエクササイズをする時にプレイリストを再生することも可能だ。

 ワークアウトやフィットネス関連機能の強化:ワークアウトの種類を簡単に切り替えられるようになったほか、「アクティビティ」アプリに月間チャレンジが追加された。また、一部ブランドのフィットネスマシンとApple Watchを同期させ、ワークアウトデータを共有できるようになる。

 Bluetooth経由で運動および健康関連デバイスと連携:ヘルスケアやスポーツ関連機器とのBluetoothを介した連携がようやく実現。血糖値モニタやフィットネストラッカーなど、さまざまなデバイスとの接続が可能になる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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