アドビ システムズは4月25日、電通デジタルとデジタルマーケティング領域における統合解析ソリューション「Adobe Analytics | Dentsu Digital Data Integrate」を共同開発し、提供を開始すると発表した。
同ソリューションは、優れた顧客体験を提供するための包括的なクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」の分析ソリューション「Adobe Analytics」内に、マスメディアデータやオフラインの購買データを自動連携するサービス。これにより、オフラインデータを含む企業のマーケティング投資全体の費用対効果の分析や、オンラインでの顧客行動や購買との相関関係を一元的に分析できるようになるという。
同社では、デジタル化が急速に進展し、製品やサービスに加えて、デジタルでどのような顧客体験を提供するかが企業のブランディングにおいて重要な要素になっていることから、デジタルマーケティングを推進する企業が増えていると説明する。
たとえば、モバイルサービスの普及などにより多様化した消費者の行動プロセスにおいて、従来のマスマーケティング、店頭などのリアルタイムマーケティングに加え、デジタルマーケティングも実践し、これらを効果的に連携させる事例が増えている。また同時に、これらの企業のマーケティング活動を一元的に管理し、分析するソリューションニーズも高まっているという。
同社では、今回のソリューションによって、オフラインデータを含む企業のマーケティング投資全体の投下量と、オンラインでの顧客行動や購買との相関関係を一元的に分析し、オンラインとオフラインを統合したマーケティング効果の最大化や、ウェブコンテンツの施策改善が図れるようになるとしている。
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