アドビ システムズは12月14日、3Dデザインツール「Project Felix」(ベータ版)の提供を開始した。「Creative Cloud」の有償プランユーザーであれば利用できる。
Project Felixは、写真などの実写とマッチした3Dイメージを簡単に作成できるツール。同社のクリエイター向けカンファレンス「Adobe MAX 2016」で発表された。広告、製品ショットや製品デザインだけでなく、シーンの視覚化やコンセプトのモックアップ作成、最終イメージのレンダリングといった用途にも利用できる。
3Dモデルは、ストックフォトサービス「Adobe Stock」内のアセットを使用。3Dモデルのほか、マテリアル、ライト、背景用イメージが用意されており、デスクトップあるいはCreative Cloudの「Creative Cloud Libraries」を経由してオブジェクトデータを読み込む。3Dモデルはカスタマイズでき、傾きや回転・変形できるほか、スライダーを利用したライティングの調整やサーフェース(表面の素材)を変えられる。
3Dモデルを実写画像になじませるには、オブジェクトの位置やライティングが重要となるが、この部分をアドビのAIプラットフォーム「Adobe Sensei」が自動で算出し、適切なガイドを表示する。また、レンダープレビューで変更結果をリアルタイムに表示できるため、結果の確認まで何時間も待つ必要はないという。
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