IDCは米国時間3月2日、世界ウェアラブル市場に関する最新のレポートを公開した。スマートウォッチやフィットネストラッカーなどウェアラブルデバイスの2016年第4四半期の出荷台数は、前年同期比で16.9%増加し、過去最高の3390万台に達したという。2016年通年の出荷台数は25%増の1億240万台となった。
IDCのウェアラブルチームのリサーチマネージャーを務めるRamon Llamas氏は、プレスリリースの中で、「あらゆるテクノロジ市場と同様に、ウェアラブル市場は変化している。ベーシックなウェアラブルは、歩数を記録する単一目的の端末として始まったが、複数の健康およびフィットネス機能とスマートフォン通知を融合した多目的のウェアラブル端末に姿を変えている。それは大半のスマートウェアラブルとの境界線を曖昧にするほどの変化であり、今や第1世代のスマートウォッチと大半のフィットネストラッカーの間にほぼ違いはない」と述べた。
Fitbitは2016年、2250万台を出荷して22%の市場シェアを獲得し、首位に立った。また、AppleとGarmin、サムスンの合計出荷台数を上回った。2位は中国のXiaomiだ。安価なトラッカーで継続的な成功を収めているが、その成功は依然として中国国内に限られている。Xiaomiの市場シェアは15.4%で、Apple(10.5%)やGarmin(5.9%)、サムスン(4.3%)といった業界大手企業を上回った。
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