「Apple Watch」の登場で腕時計は駆逐されてしまうと思いきや、新し物好きのアーリー アダプターによる購入が一段落して、スマートウォッチ市場の拡大は頭打ちらしい。バッテリ駆動時間の短さ、価格の高さ、結局はスマートフォンを取り出すことの多さといった弱点が、利便性をかすませているのだろう。
使いやすいスマートウォッチとは、腕時計にプラスαのスマートフォン連携機能が付加された程度なのかもしれない。そこで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の、アナログ時計ベースのスマートウォッチ「Stark」を紹介しよう。
Starkは、シンプルなデザインのアナログ腕時計に、スマートフォンと連携する機能を組み込んだウェアラブルデバイス。液晶画面を搭載しておらず、見た目は腕時計そのもの。暗いところで緑色に光る短針と長針も、アナログ時計らしさを表現する。
スマートフォンとBluetoothで通信し、電話の着信やテキストメッセージの受信を音やLEDの光で通知してくれる。スケジュールに連動させてアラームを鳴らしたり、振ってスマートフォンのカメラで撮影したりもできる。スマートフォンとの通信が途絶えると警告されるので、置き忘れも防げる。
さらに、歩数や睡眠状況を調べるアクティブトラッカーとしても機能する。各種アプリを使うことで、移動距離や移動速度、消費カロリーなども計測可能。
電源はボタン電池だが、時計用とスマートウォッチ用と別の電池を使う構成。バッテリ駆動期間は、時計機能が2年、スマートウォッチ機能が4カ月という。これにより、充電に煩わされることなく、安心して毎日使い続けられる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月11日まで。記事執筆時点(日本時間2月24日16時)でキャンペーン期間は45日残っているが、すでに目標金額2万ドルを大きく上回る約3万2000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス