ソニーは2月27日、海外市場に向けたテストマーケティングのためのプラットフォーム「Hatsuhiko(ハツヒコウ)」を開始したと発表した。
Hatsuhikoは、ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」(SAP)から生まれた、事業向けテストマーケティングプラットフォーム。「海外市場におけるニーズの検証」および「海外の利用者とのダイレクトな対話を通じた共創型の開発・商品改善」の機会を提供する。なお、同プラットフォームは、Tokyo Otaku Modeが新たに提供する「Tokyo Mirai Mode」を通じて実施される。
参加するプロジェクトは、それぞれのビジネスニーズにもとづき、期間や地域(世界130の国・地域から選択可能)を選んでからHatsuhikoでテストマーケティングを実施。そこで得られた利用者の反応を、海外での本格的な事業展開のプランニングに活用できるという。
SAPでは、クラウドファンディングとECサービスを兼ね備えたウェブサイト「First Flight」を2015年7月より始動。Hatsuhikoは、日本語の「初飛行」(First Flight)が示す通り、SAPから生まれたスタートアップが世界中の利用者のもとを訪れるために初飛行をするという意味が込められている。
同社では、Hatsuhikoのローンチと同時に日本時間の2月27日から3月31日まで、「MESHプロジェクト」を欧州32カ国で予約販売開始。ソニーでは今後、日本で展開するFirst Flightに続き、海外市場への可能性を開くHatsuhikoを通して、SAPから生まれたプロジェクトの成長を後押しするとしている。
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