サイバーエージェントのアドテクノロジ商品を開発するアドテクスタジオとアイリッジは2月24日、位置情報を活用した行動分析とそれにともなう広告配信分野で機能連携を開始したと発表した。
今回の機能連携では、アドテクスタジオが提供する行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」と、アイリッジが提供する位置情報連動型プッシュ通知ASP「popinfo」が連携する。
AIR TRACKは、ユーザーの位置情報と連携するため、導入企業はあらかじめ指定したエリアに来たユーザーに対して、来店頻度などに応じた最適な広告を配信できる。今回、popinfoの位置情報や各種行動データと連携することで、解析データの精度が高まり、より効果の高い広告配信が可能となる。
popinfoは、AIR TRACKが組み込まれている第三者が提供するアプリ上に、導入企業のターゲティング広告を配信することで新規ユーザーの獲得や休眠ユーザーの利用再開を促進する。また、アプリ広告から来店・購買までの一連の購買活動データを用いたマーケティング施策の実行など、活性化施策が多様化できるという。
今回の連携によって、行動情報の分析から見込みのある新規ユーザーを検出することで、広告効果の向上が期待できるほか、一定期間以上来店をしていない休眠ユーザーへの広告配信によって、店舗利用の再開促進に効果を発揮するという。導入企業の購買データと連携することで、新規ユーザーの獲得から来店・購買まで、包括的な計測・分析も可能となり、より高度なマーケティングが可能になるとしている。
なお、AIR TRACKとpopinfoは、位置情報の取り扱いに関する利用目的や取得情報などの注意事項にあらかじめ同意したユーザー(オプトインユーザー)のみを対象としたサービスとなる。
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