サイバーエージェント、ソフトバンクと「ロボットサービス事業部」を設立--Pepperとチャットを連携

 アドテクスタジオは1月30日、人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger(エーアイメッセンジャー)」を提供するAIメッセンジャーにおいて、ソフトバンクとPepper for Bizの協業代理店契約を締結し、「ロボットサービス事業部」を設立したと発表した。

 アドテクスタジオは、サイバーエージェントグループのアドテクノロジ分野における各サービスを開発するエンジニアの横断組織(2013年10月1日に設立)。現在では5つの子会社を包括し、約180名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、DMPなど20サービスを提供している。

 AI Messengerは、人工知能を活用したチャットボットプラットフォーム。ユーザーが入力した自然文の意味を自動的に解釈し、FAQデータベースから該当する回答を自動応答する機能を搭載。また、ユーザーが入力した自然文やボタン入力から条件を抽出し、該当する商品・サービスの画像をチャット上にカルーセル形式で表示できる機能「Conversation Search」を備えている。

 新たに設立したロボットサービス事業部では、ソフトバンクとともに、企業向けPepperの販売とPepperを活用したソリューションサービスを提供する。AI Messengerにおける知見の活用や、人工知能・機械学習を研究する「AI Lab」との連携を通して、人とロボットのコミュニケーション分野において、新しい価値を提供するとしている。

 また、今後はPepperに限らず、他のコミュニケーションロボットの販売対応を進めるとともに、AI Lab」の知見や産学連携で進めてきた研究・開発を活かしたさらなるソリューションサービス展開を目指すとしている。

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