651ドルという「iPhone」の平均販売価格は、Androidスマートフォンの世界での平均販売価格である208ドルよりかなり高い。
妻と私は2016年、「iPhone 6s Plus」のハイエンドである128GBモデルを1台ずつ、AppleCare付きで購入した。それでわれわれがどういう状況に陥るのかは分かっていた。それでも、Apple StoreでiPhoneを買うのに4時間も振り回された揚げ句、2台のスマートフォンが2000ドルもすると知って衝撃を受けた。
長期の無利子融資を使っての支払いなので、すぐに財布を直撃するような影響はない。それに、18カ月使ってきて、2人とも今でもiPhoneはとても便利だと思っている。それでも、Apple製品の価格の高さを疑問に思うこともある。
Jason Perlow記者は最近、Apple製品の価格は相応なのか検討する記事を米ZDNetに書いた。彼は、やはり1000ドル以上払って購入した256GBモデルの「iPhone 7」を持っている。また、iPhoneよりかなり安価なZTE製のAndroid端末「Axon 7」も併用している。Axonは──聞いて驚くなかれ──iPhoneより600ドル安い。
そしてなんと、Jasonによると、アプリの使用感はほぼ同じだそうだ。Gmail、Facebook、Outlook、Twitterはすべて、2つのスマートフォンで同じように使える。彼の結論はこうだ。
400〜600ドルの価格差について語るに当たって、ブランドとOSプラットフォームの神秘性と機能的な長所を考慮するのはなんだか間抜けに見える(特に、主要アプリが同じで、操作感が同じで、使える機能も同じであればなおさらだ)。
かなりの価格差だ。仕事柄、Jasonも私もApple製品については常に先端の情報を押さえている必要があるので、いずれにしても割高な金を払うことになるだろう。だが、誰もがそうするだろうか? そして、iPhoneの価格が今の倍になったらどうだろう?
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