IBMは、コンピューティング技術を人間の頭脳と同等かそれ以上にする取り組みにより、2016年の米国特許取得件数ランキングでトップに立った。
米国特許商標庁(USPTO)が2016年にIBMに付与した特許の数は8088件で、このうち2700件以上が人工知能(AI)やコグニティブ(認知)コンピューティングの研究に関するものだったと、IBMとIFI CLAIMS Patent Servicesが米国時間1月9日に発表した。
2位以降は、サムスン(5518件)、キヤノン(3665件)、Qualcomm Technologies(2897件)、Google(2835件)と続く。IFI CLAIMSによると、USPTOが2016年に付与した特許の数は合わせて30万4126件で、2015年より10%以上増えたという。
特筆すべきは、IBMが24年連続でこのランキングのトップに立ったことだ。
IBMが2016年に獲得した特許の数は2015年より10%近く増えているが、増加率がより大きな企業もある。6位のIntelは前年比36%増(2784件)だったほか、14位のAmazon.comは46%増(1662件)となり、順位を2015年より12ランク上げた。
Appleは前年と同じく11位だったが、取得件数は前年比で8%増(2102件)だった。
一方、日本の大手電子機器メーカー数社は取得件数を減らしている。3位のキヤノンは11%減、10位のソニーも11%減(2181件)、13位の東芝は26%減(1954件)、21位のリコーは13%減(1412件)だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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