Nokiaは米国時間12月21日、Appleによる複数の特許侵害を訴える訴状を欧州と米国の裁判所に提出したと発表した。
Appleに侵害されたとNokiaが訴える特許は、ディスプレイ、ユーザーインターフェース、ソフトウェア、アンテナ、チップセット、ビデオコーディングなどの技術に関するもので、全部で32件。
一方のAppleも、今回の訴状を受けてステートメントを発表した。
「イノベーションこそがAppleの本分であり、私たちのチームは世界で最高の製品を作ることに全身全霊を傾けている。私たちは知的財産を尊重しており、採用するテクノロジに関わるすべての特許を入手するために、常に正当な対価を支払ってきた。しかしながら残念なことに、Nokiaは同社が保有する特許を妥当な対価で私たちにライセンス供与することを拒否してきたばかりか、現在ではパテント・トロール(特許ゴロ)と呼ばれる手法により、同社にはまったく関与しないApple自身の発明に対してまでもロイヤルティー率を適用し、Appleから金銭を強要しようとしている。私たちは同社の目にあまる反競争的な行ないに対して、あらゆる発明者のために徹底的に争っていく所存だ」
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」