Adobe Systemsが米国の小売ウェブサイトへのアクセスを分析した調査によると、サイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)にあたる米国時間11月28日、オンラインショッピングの売上高が過去最高を記録した可能性があるという。
28日のオンライン支出額は前年比10.2%増の33億9000万ドルで過去最高を更新し、33億4000万ドルが消費されたブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日で、2016年は11月25日)をも上回る見通しだ。
モバイルでの売上高はサイバーマンデーが11億9000万ドルで、ブラックフライデーをわずかに下回るとみられるが、それでも前年比では48%増加したとAdobeは分析している。
Adobeによると、11月のこれまでのオンライン消費総額は前年同月比7.4%増の399億ドルで、28日間のうち27日間はオンラインの売上高が10億ドルを超えたという。
サイバーマンデーにおける販売数で見ると、最も売れた玩具の上位5製品は、「Lego」「Shopkins」「Nerf」「Barbie」「Little Live Pets」となっている。最も売れた電気製品の上位5製品は、ソニーの「PlayStation 4」、Microsoftの「Xbox」、サムスンの4Kテレビ、Appleの「iPad」、Amazon.comの「Fire」タブレットだとAdobeは述べている。
サイバーマンデーに小売サイトを訪れた人の内訳は、モバイル経由が53%(44%がスマートフォン、9%がタブレット)と引き続き過半数を占めているが、売上高では全体の35%(25%がスマートフォン、10%がタブレット)を占めるにすぎない。平均注文金額では、「iOS」搭載スマートフォンの139ドルが、「Android」搭載スマートフォンの124ドルを若干上回った。
ブラックフライデーには、1日のモバイル売上高が米小売業界史上初めて10億ドルを超え、最終的な金額は前年比33%増の12億ドルとなった。
Adobeの計算は、小売サイトへのアクセス230億件から収集したデータに基づく。同社は、米国の小売業者上位100社によるオンライン決済全体の80%を測定しており、米小売業者上位500社にオンライン経由で費やされる金額の4分の3は「Adobe Marketing Cloud」を介していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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