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マーケターはITに詳しく洗練されてきている--米HubSpot共同創業者のハリガン氏とシャア氏 - (page 2)

藤本和彦 (編集部)2016年11月30日 07時00分
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――基調講演で語った“Human Enjoyment Optimization(HEO)”で検索はどのように変化しますか。

Shah氏:マーケターたちは検索エンジン最適化(SEO)に長年取り組んできました。その考え方とは、検索キーワードを正しい場所へ確実に配置しているかなど、あらゆる技術要素にきっちりと整えることです。Googleをはじめとする初期の検索エンジンは、コンテンツを発見するのに何か助けが必要だったからです。

 Googleは現在、膨大な数のエンジニアを抱えて検索結果を改善しようとしています。つまり、Googleの検索結果を改善する取り組みを支援してあげられれば、勝ち組になれるのです。Googleの利用者を楽しませるコンテンツを作成することで、その有益な情報を提供したGoogleへの満足度につながるというのがその考え方です。これからの検索では、人に最も多くの楽しみをもたらすのは何かを見極めることが必要になるわけです。

――コンテンツ制作はどのように変わっていきますか。

Shah氏:世間が消費したいことがコンテンツとなり、動画や音声などの非テキストのコンテンツへと幅が広がっていくでしょう。また、現在の短くて内容の浅いコンテンツではなくて、より長くて深掘りした内容のコンテンツが配信されるようになります。つまり、私たちが目にしているのは、検索エンジンで勝てない、もしくは人々がシェアしない膨大な量の短い記事がインターネットにあふれているという状況です。世間は深みのあるコンテンツを求めています。物事をもっとよく理解できるようになりたいのです。

 それが彼らを満足させることですが、それに加えて、どうやったら楽しんでもらえるかを考える必要があるわけです。例えば、コンテンツにビジュアル要素を組み込むのも施策の1つです。ユーモアを加えたり、ストーリー仕立てで書いたりすることも効果的でしょう。つまり、簡単に楽しく消費でき、より深みのあるコンテンツがうまく機能するのです。

 質と量が求められる難しいゲームですが、良質なコンテンツを作り出せれば、口コミなどで拡散する可能性はとても高く、その見返りはより大きなものになるでしょう。

――チャットボットについても基調講演で触れていました。どのような可能性がありますか。

Shah氏:チャットボットは、ほとんどのソフトウェアに変化をもたらす可能性を秘めています。チャットボットの面白さは、それ自体にあるわけではなく、会話式のユーザーインターフェースにあります。これまで、新しいソフトウェアを利用するには、まず使い方を学ばなければなりませんでした。何をするにしても、それをコンピュータやソフトウェアの手順に変換する必要があったわけです。

 会話式インターフェースが優れているのは、どんな質問だろうと、どんな作業だろうと、頭の中にあるものをただ口にすればいいという点です。これは大きなシフトです。インターネットやスマートフォンの進化は大きな変化をもたらしました。チャットボットはソフトウェアの構築方法とその使い方を根本的に変えるという意味で、もっと大きな変化になるといえます。

 HubSpotでは現在、マーケター向けのチャットボットを構築しています。しかし、大きな変化は、HubSpotの顧客と彼らの顧客に対して、会話型インターフェースをどのように役立てられるかということです。これが、いままさにHubSpotが取り組んでいることです。

 初期の段階では、例えば、会話式インターフェースをウェブサイトに埋め込むことで、訪問者が文字を打って検索したり、サイト内を探し回ったりする代わりに、ウェブサイトやスマートフォンから質問できるようになるでしょう。HubSpotの次のステップは、顧客がチャットボットを本質的に活用できる製品を作ることです。

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