サイジニアは10月19日、「欲しい」と思ったアイテムの写真を撮影して送信すると、類似の商品がオンラインショッピングで購入できる人工知能技術「デクワス.CAMERA」を開発したと発表した。同日からファッションブランド向けに提供を開始する。
デクワス.CAMERAは、気になる商品の写真を撮影したり、お気に入りの画像をアップロードしたりするだけで、写真内のファッションアイテムを認識できる技術。そこから類似した商品のECサイトへ誘導することができる。
写真の解析にはディープラーニング技術を活用。ファッション・アパレル分野であれば、画像の中に写っている背景から人物を切り出し、姿勢やポーズを理解したうえで、写真に写っている複数のアイテムを個別に認識できる。また、サイジニアが保有するレコメンデーションエンジンにより、写真内のアイテムにぴったりなコーディネーションを提案可能。
当初はファッション、アパレル領域でスタートし、その他の領域へ順次拡大する。また、サービス自体はEC事業者のサービスへの組み込みを想定しているが、コンシューマー向けアプリについても別途案内するとしている。
同社によると、ファッション・アパレルの分野においては、新しい流行のアイテムやスタイリングは、テキストによる表現よりもイメージが重要だとしている。うまく言語化できないと適切に検索できない既存のテキスト検索エンジンに代わり、直感的な画像イメージでショッピングをもっと簡単・便利にすることを目指すという。
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