GMOメディアは10月19日、同社が運営する10代女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」が実施した、「スマホの通信速度制限に関する調査」の結果を発表した。調査期間は10月5~12日。有効回答数は843人。
回答者の年齢は13~16歳がボリュームゾーンとなっており、中高生が約90%を占めている。また、所有しているスマートフォンのOSは、iOSが55.0%、Androidが34.4%。通信キャリアは、NTTドコモが36.9%、KDDI(au)が28.0%、ソフトバンクが16.9%
まず、1日のスマホの利用時間について聞くと、「1時間以上3時間未満(33.5%)」が最も多い結果となった。「3時間以上」の回答を合計すると53.5%となり、約半数が1日に3時間以上スマホを利用していることがわかる。さらに、「5時間以上」のヘビーユーザーは25.1%とおよそ4人に1人が該当。1日のかなりの時間をスマホの利用に費やしている利用者が相当数存在する結果になった。
続いて、「現在契約しているパケット通信プラン」について尋ねたところ、「わからない・覚えていない」という回答が38.7%だった。この結果については、多くが保護者主体でスマホを契約しているため、自身は通信プランをあまり把握していないことが要因と考えらえる。
「通信速度が制限された経験(頻度)」を聞いたところ、52.3%に経験があるという。通信制限がかかる「頻度」については、「ほとんど毎月」が23.8%、「2~3カ月に1度程度」が16.9%という結果になった。
さらに、通信速度を制限された経験がある利用者に「通信速度を制限されたタイミング」を尋ねたところ、「月末」が52.0%と最も多かったが、一方で「月初(6.1%)」「月中(21.8%)」を合わせると3割近くに上ることがわかった。
通信速度を制限された経験がある利用者に、「通信速度制限下(低速モード)での対策」を質問したところ、「Wi-Fi環境下でスマホを使用する(61.5%)」、「特に何もしない・我慢する(42.2%)」という回答が多く、「追加でパケットを購入する(5.4%)」利用者は少数にとどまった。
また、「通信速度制限下で利用を控えるサービス」を聞いたところ、「YouTubeなど動画サービス」が69.4%と、約7割に上ったほか、「インターネット閲覧(34.6%)」や「ゲームアプリ(31.6%)」での通信も控えていることがわかった。
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