Googleは近く、モバイル専用の検索インデックスを導入するとみられる。これにより、スマートフォンに提供される検索結果は、デスクトップユーザーに提供されるものよりも新しくなるという。
Search Engine Landの記事によると、Googleは間もなく、デスクトップ向けとは別にモバイル向けのインデックス化を開始し、このモバイル版が最優先のインデックスになるという。変更は数カ月以内とみられる。
この動きは、Googleによる2015年のアルゴリズム変更に続くものだ。この変更により、モバイルフレンドリーなサイトが上位に表示されるようになった。
昨今のユーザーが主にモバイルデバイスで検索を実行していることを考慮すれば、Googleにとって理にかなった変更と言える。
Googleでの検索回数で、モバイルは2015年10月にデスクトップを上回った。このとき、モバイルの月間平均検索回数は1000億回だった。Googleはこれまで、様々な方法でモバイルへの移行を準備してきた。具体的には、音声認識への取り組み、ユーザーがより軽量のウェブページを選択できるようにする「Accelerated Mobile Pages(AMP)」プロジェクト、アプリのインデックス化、モバイル検索における視認性を高める回転式スライドの結果表示などだ。
Search Engine Landによると、Googleはデスクトップ用に別のインデックスシステムを維持するものの、これはモバイルインデックスほど頻繁には更新されなくなるという。
この記事によると、Googleはこのモバイル専用インデックスにより、モバイルコンテンツに特化したランキングアルゴリズムを使えるようになる。モバイルサイトのランク付けのために、デスクトップ向けコンテンツからのデータに頼らずに済むようになる可能性があるという。
Googleはこれまで、この取り組みに関わる詳細を明らかにしていない。しかし、同社がこの計画を発表した「Pubcon Las Vegas」カンファレンスの参加者らは、モバイルフレンドリーなサイトが有利になることを示唆する詳細の一部をツイートした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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