プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESは9月9日、ストックフォトサービス「PIXTA」を運営するピクスタと業務提携したと発表した。
今回の提携により、PR TIMES会員は、PIXTAが持つ1500万点以上の画像素材をプレスリリースに無償で利用することができる。画像は、プレスリリース登録画面の「画像ファイルをアップロード」メニューより、任意のキーワードから検索して選択できる。
プレスリリースに使用した画像素材は、配信メール、PR TIMESのウェブページ、PR TIMESパートナーメディアに掲載される。もし、同じ画像をPR TIMES以外(コーポレートサイトやその他の用途)で利用したい場合は、PIXTAサイトで購入する必要がある。また、プレスリリースを受け取ったメディア記者や個人ユーザーが、リリースをもとに記事を掲載する際もPIXTAでの購入が必要だ。
PR TIMESは、メディアだけでなく生活者にも向けたプレスリリースのコンテンツ拡充を進めている。今回の提携により、ビジュアル面でのプレスリリースのリッチコンテンツ化を促進する。また、発表内容や準備期間によって画像素材を用意できないという広報活動のニーズに対応する狙いもあるとしている。
PR TIMESによると、情報量が爆発的に増加する中、企業の広報担当者にとっては、いかに自社情報を報道関係者や生活者の目に留めてもらうかが課題になっており、その対策として、ビジュアル要素を活用し、プレスリリースを読み物として成立させる方法が有効だとしている。
また、同社で画像あり・なしの記事ページのアクセスを解析したところ、画像ありの方が、本文最下部までの読了率がスマートフォンで約2.4倍、PCで約1.4倍の開きが出たという。また、ファーストビューでの離脱率を比較したところ、画像ありの方が、スマートフォンで2.1倍、PCで1.9倍離脱しにくい結果が出たとしている。
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