Facebookは米国時間8月9日、同社ウェブサイトのデスクトップ版上で広告ブロッカーを排除し、17億人の全ユーザーに広告を表示する計画を発表した。
邪魔な広告や興味のない広告に加えてマルウェアを回避するために、デスクトップ上の広告ブロック機能を利用しているユーザー(PageFairによると1億9800万人)は、この動きに腹を立てる可能性がある。
Facebookの広告およびビジネスプラットフォーム担当バイスプレジデントを務めるAndrew Bosworth氏は公式ブログの記事で、悪質な広告に対する対策としては広告ブロッカーが「これまでのところ最良の選択肢だった」ことを認めた。しかし同氏は、(多くのコンテンツパブリッシャーと同様に)Facebookは、広告で収益の大部分をまかなっていることも認めた(ただし、Facebookの広告売上高の大部分は、厳密に言えばモバイルによるものだ)。
広告という収益源を遮断することなく、粗悪な広告表示に不満を抱くユーザーの怒りを鎮めるべく、Bosworth氏は、広告設定を調整するためにユーザーに提供しているツールをFacebookは強化することを明らかにした。
「旅行や猫など特定の項目に関する広告を表示したくない場合、その項目を広告設定から削除することができる」とBosworth氏は説明した。「自分を顧客リストに追加した企業や組織からの広告が表示されないようにしたいという要望も聞いているので、そのためのツールも追加する」(Bosworth氏)
同氏はさらに、Facebookは表示する広告を決定する方法も改良済みだとし、「ユーザーのオンライン体験を損なうのではなく補完する」新しい広告フォーマットを構築したと続けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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