Googleは気にかけてくれているようだ。
誰を気にかけているのかと言えば、「iPhone」ユーザーのうち、現代の生活にはややそぐわない16Gバイトのストレージしか備えていないモデルを使っている人たちのことだ。
今や人々は頻繁に自撮りをしている。こんなわずかなストレージでは、どうやってすべての写真を1台のスマートフォンに保存できるのだろうか。
そんなユーザーへの同情を示すために、GoogleはiPhoneのストレージ容量をからかう広告動画を公開し、自撮り写真を保存できなかったときのユーザーの思いを再現してみせた。
動画に登場する人々は、今まさに人生最高の瞬間を撮影しようとしている。ところが、スマートフォンのストレージ容量不足のために、撮影が突然中断されてしまう。
もちろん、この広告で実際にiPhoneの名前が出てくるわけではない。だが、画面に表示される警告メッセージは、iPhoneのメッセージにとてもよく似ている。
「Googleフォト」アプリの「空き領域を増やす」機能さえあったら、すでにクラウドにバックアップが保存されている写真がスマートフォンから自動的に削除されていたはずだったというわけだ。
この機能のおかげで、ユーザーはさらにたくさんの自撮り写真を撮影し、友達に無視されるほどFacebookに投稿できるようになる。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
だが、おそらくクパチーノにいるApple社員の1人か2人はこう思うのではないだろうか。「それならGoogleは、素晴らしいスマートフォンを最近1つでも作ったのだろうか」と。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」