Twitterは8月4日、2016年1月より限定提供していた「カンバセーショナルカード」を開放し、世界中のすべての広告主が利用できるようになったと発表した。あわせて、より活発な会話を促進する「インスタントアンロックカード(Instant Unlock card)」の提供も開始する。
カンバセーショナルカードにより、プロモツイートに画像や動画を加え、カスタマイズ可能なコールトゥアクションボタンを活用することで、ブランドのメッセージを効果的に広められるようになる。ベータ版のテストでは、カンバセーショナルカードによりアーンドツイート(Earned Tweet)が34%発生。広告による100インプレッションがある場合、アーンドツイートを34獲得できることが判明した。
さらに、インスタントアンロックカードを使って、公開されていない映画のティザー動画や著名人によるQ&Aセッションのような、「利用者が見たい」と思うプレミアムコンテンツをインセンティブとして設定することが可能。利用者がコンテンツをみるためには、カンバセーショナルカードのコールトゥアクションボタンを押した後にツイートするだけなので、ブランドに関するより多くのポジティブな会話が広まるという。
同社では、カンバセーショナルカードの提供にあわせて、パフォーマンスを高度に分析する機能も提供。管理画面上で、カンバセーショナルカードを通してブランドメッセージをツイートしたユーザー数を把握するだけでなく、どの程度アーンドツイートのインプレッションとエンゲージメントが獲得できたかも確認できる。
成功事例として、過去数カ月にわたり、カンバセーショナルカードならびに、インスタントアンロックカードのベータ版を試した米ケーブルテレビの@AMC_TVは、漫画などのポップカルチャーの一大イベンドであるコミコン(@Comic_Con)にて、テレビドラマの「ウォーキングデッド(@WalkingDead_AMC)」に関する情報拡散を試みた。@AMC_TVでは、ファン向けにドラマのプレミアムトレイラーを制作し、インスタントアンロックカードを活用。これにより熱狂的なファンを中心にドラマに対する情報拡散とともに大きな期待などのポジティブな会話が発生したという。
また、@CocaColaは、米国で「#TasteTheFeeling」キャンペーンを実施。同キャンペーンでは、クリエイターにブランドGIFアニメを制作してもらい、カンバセーショナルカードに掲載した。その結果、キャンペーン開始当日に「@CocaCola」と「#TasteTheFeeling」を含んだ18万ツイートを獲得し、「#TasteTheFeeling」はグローバルのTwitterトレンドの上位にランクインした。
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