IDCが集計したデータによると、第2四半期のスマートウォッチ出荷台数は前年同期に比べ32%減の350万台だったという。最大の減少幅を示したのはAppleで、55%減だった。
IDCは、同部門で首位となるAppleの出荷台数は160万台だったと発表した。年に1度実施される今回のデータ集計がAppleの製品リリースの時期に重なったとしている。
消費者はハードウェアの刷新と新しい「WatchOS」のリリースを待っており、「Apple Watch」の販売が伸び悩んだとIDCは述べた。
Appleに続く2位はサムスンで、IDCによると「Gear S2」シリーズはスマートフォンなしでも使用できることから好調だという。レノボは「Android Wear」を搭載する「Moto 360」ブランドを展開している。
従来の時計メーカーブランドが上位に入っていないが、こうしたメーカーのブランドは、ユーザーの求めるスマートウォッチのデザインや機能を提供するために不可欠だとIDCは述べている。しかし、複数の時計メーカーがスマート機能の追加や、フィットネストラッカー企業の買収を行ったが、大ヒット商品を生み出すには至っていない。
IDCのデータには、サードパーティーアプリケーションを実行可能なスマートウォッチしか含まれておらず、「Fitbit Blaze」や「Withings Activite」などの製品は基本的なウェアラブル製品として分類されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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