電通、電通イーマーケティングワン、シロク、マルケトの4社は6月17日、スマートフォンアプリから実店舗までの複数チャネルを結び付け、データ分析から運用までワンストップで実現するCRMソリューション「Growth Edge」を共同で開発したと発表した。
Growth Edgeは、アプリのアクセスログなどの行動情報やユーザーの属性情報をマーケティングオートメーションのスコアリングに反映させることで、精緻な情報配信とコンテンツレコメンドを実現。ブランドへのユーザー体験の向上と顧客生涯価値(LTV)の最大化に寄与するとしている。
また、マルケトの「Marketo」とシロクの「Growthbeat」を結合し、電通グループのマーケティングおよび、デジタルCRMに関するノウハウを融合。導入には、顧客のマーケティングオートメーションに必要な戦略策定と初期設計に加え、運用・分析に必要なすべてのリソースを提供することで、ブランドやサービスへのエンゲージメント向上をサポートする。
これまで、スマートフォンアプリとウェブサイトなどチャネル間の連動は、既存ツールが非対応であったり、高価なオプションが必要であったりと難があった。さらに、統合的な環境を実現するための開発・運用コストに加え、十分な人的リソースの確保も問題となっていたが、これらを解決できる。
今後4社は、顧客企業の事業環境やチャネルの状況に応じてカスタマイズしながら「Growth Edge」ソリューションを提供する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス