ホットリンクは6月7日、中国テンセント傘下の「WeChat Pay(微信支付)」事業部と訪日外国人(インバウンド)市場におけるプロモーション領域での協業開始に向けたMOUを取り交わしたと発表した。インバウンド市場におけるソーシャルネットワークの調査・研究や、プロモーション分野で協力する。
テンセントが運営する「WeChat」は、7.6億の月間アクティブユーザー数を誇る中国最大のコミュニケーションアプリ。チャットや通話機能のほかに、「モーメンツ」と呼ばれるソーシャル機能、動画送信機能、銀行口座と連動した決済機能のWeChat Payなどを搭載。消費者の生活に深く浸透している。
特にWeChat Payは、その利便性から急速に中国での利用が拡大。O2O決済や個人間送金を支えるプラットフォームになっている。
今回の協業により、日本企業のWeChatを活用した訪日中国人向けインバウンドプロモーションの支援や、店舗などでのWeChat Payの導入促進により、訪日中国人客の決済時の利便性向上に貢献するとしている。
またホットリンクは同日、WeChat Payの日本における決済公式パートナーであるマーチャント・サポートとの業務提携を発表した。WeChatを活用した訪日中国人向けインバウンド対策事業の共同展開を実施する。
これにより、日本企業でのWeChat Payの導入拡大、WeChatの認証公式アカウントの開設・運用を促進。日本本社名義でのWeChatの認証を持つ公式アカウントの開設が可能となる。なお、マーチャント・サポートはWeChat Payの決済代行を、ホットリンクはWeChat認証公式アカウントの開設をサポートする。
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