LINEは6月1日、コミュケーションアプリ「LINE」および、LINE関連サービスを対象とした広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」の本格運用を開始したと発表した。
同プラットフォームは、国内6800万人を超えるユーザー基盤やアクティブ率の高さを生かし、さまざまな形態で企業と消費者を繋ぐマーケティングプラットフォームとしての利用を推進するもの。広告クライアント向けの管理画面から予算、期間、ユーザー属性、クリエイティブなどを登録・入札することで、システム側で広告を自動選定してユーザーに表示。広告コストの最適化を図ることができる。
LINEでは、2015年12月よりLINEのタイムラインなどを掲載面として、ユーザー属性・興味関心分野の推計情報を活用した広告配信を開始しているほか、4月からは、LINEの連結子会社であるM.T.Burnが保有するスマートフォン向けネイティブ広告プラットフォーム「Hike(ハイク)」を基盤とした運用型広告配信を導入。これまで試験運用を進めていた。
そして今回、LINE内の広告表示面への配信を「Hike」を基盤とした運用型広告配信システムに切り替え、LINE NEWSサービス内の広告配信も解禁。LINE Ads Platformの本格運用を開始した。
運用型配信システムに切り替えることで、枠数や予算の問題など、これまでLINE上に出稿できなかった企業でも利用が可能となる。また、広告の表示有無やその効果などを細かく確認・検証しながら運用でき、予算が限られているプロモーションへの対応や売上予測や目標達成度に合わせた配信も可能。
また、LINE Ads Platformを通して、大手ニュースメディアから専門メディアまで、アプリも含め1000を超える掲載先を持つネイティブ広告プラットフォーム「Hike Network」への配信にも対応する。LINE Ads Platform、Hike Networkのどちらか、もしくは両方を使っての配信も可能だ。
今後、LINEおよび、LINE関連サービスにおける広告表示については、順次拡大する予定だ。
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