LINEは6月10日、米国セールスフォース・ドットコムとパートナーシップを締結したと発表した。LINE公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供する「LINE ビジネスコネクト」において、セールスフォースが提供するCRMサービスとの連携開発と販売で協力するとしている。
LINE ビジネスコネクトは、従来のLINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対する最適化されたメッセージ送信や双方向コミュニケーションなどができるサービス。一方、セールスフォースのCRM「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」は、顧客データベースやウェブ閲覧履歴などのデータをもとにした適切なユーザーへの、メッセージ配信、コンテンツ表示のタイミングを一元管理できるサービスだ。
今回のパートナーシップ締結により、Salesforce ExactTarget Marketing CloudがLINEへのメッセージ配信に対応する。これにより企業は、同CRMで管理するユーザーのLINEに適切なタイミングでメッセージを届けることが可能になる。同社によれば、たとえば自動車の販売業者であれば“試乗会の情報”などを配信できる。
連携した同サービスの開発と提供は、本日時点で5100万人を超えるLINEユーザーを抱える日本から対応。世界各国や地域での展開も視野に入れる。なお両社は、互いの既存顧客企業と両サービスの導入検討企業に対し、両社サービスの連携によるシナジー効果を訴求することで新たな顧客獲得も図る考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス