メタップスは12月10日、中国本土でオンラインでのインフルエンサーを活用したPRネットワーク「BuzzCast(バズキャスト)」の提供を開始すると発表した。これにより、インバウンド需要に備えた日本企業の中国本土でのマーケティングを支援するという。
観光庁が11月に発表したデータによると、訪日中国人観光客数は前年同期比13%増で、1人あたりの平均消費額は28万円、合計消費額は1兆4000億円に上ると見込まれている。また、中国本土では、スマートフォンやタブレットで情報収集をする人が増えており、中国のインターネット利用者6億8000万人のうち、スマートフォン経由でネットを利用するユーザーは5億9400万人だという。
しかし、いまだに日本企業のマーケティングは訪日後の日本での展開が中心であり、マーケティングで最も重要な旅程が決まる事前段階でのPRがほとんど行われていない。また、中国では海外の主要なインターネットサービスの利用が制限されており、中国の独自サービスが普及しているため、外資企業にとってはハードルが非常に高いことも影響しているという。
そこでメタップスは、これまで中国子会社(Metaps China)を通して培った中国本土でのデジタルマーケティングの知見やネットワークにより、ファッションから美容、健康、不動産など、各ジャンルで発信力のあるインフルエンサーをデータベース化。これを通して、動画やソーシャルメディアのチャネルを活用した最適なプランニング・キャスティングをするとしている。
中国で影響力のあるインフルエンサーをデータベース・ネットワーク化することで、インバウンド需要に備えた日本企業の現地でのデジタルマーケティングを支援するとしている。
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